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茅ヶ崎徳洲会総合病院
救急総合内科医長
国本 英治 |
| 目の前にいる人が、食事中にもちをのどに詰まらせ、急に苦しみだした。こんなときはどうすればいいのか?
救急医療に詳しい、茅ヶ崎徳洲会総合病院・救急診療科の国本英治医師に聞いてみた。 「人は、のどに何かが詰まると、とっさに親指と残りの指でギュッっと押さえるしぐさをします。これは『物がのどに詰まった』という、万国共通のサイン。このしぐさを見たら、相手が助けを求めていることを察知し、すぐに手当てをすることが必要です。」 その際まず最初に確かめるのは、意識があるかどうかだ。意識があり、せきこんでいる場合は、できるだけせきを続けさせ、自分のせきで異物を吐き出させるのが最も有効な方法。 それでも吐き出せないときは、下図の1〜3いずれかの方法を試してみる。いずれも、すばやく4〜5回繰り返し、できるだけ早く、異物を吐き出させることが重要だ。 これらの方法で効果がないときは、図4のように側胸下部を押してみる。 |
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手当てをしていても患者の意識が薄れてきた、あるいはすでに意識がないという場合は、すぐに119番し、救急車が来るまで、次の1〜4の手当てを繰り返す。
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物を詰まらせやすい人がいる家庭なら、一般の掃除機に接続して使え、モチやパン、肉などが簡単に吸い取れる吸引ノズルを常備しておくといいだろう。 「おモチやコンニャクなど、ひとかたまりになったものをすっぽりと取り除くことができれば、問題はないでしょう。でも、詰まったものの中には、ご飯粒やおかずなど、いろいろな食べ物が混ざっていて、取り除ききれないことがあります。熱が出たり、具合が悪くなったりしたら、それらが原因で誤嚥性(ごえんせい)肺炎(物が気管に入って起こる肺炎)を起こしている可能性もありますから、すぐに病院に行くようにしてください。(国本医師) 病院での処置としては、喉頭鏡(のどを広げてみる装置)や吸引機を使って、のどや食道、気管に詰まったものを取り除き、患者の容態によっては、心臓マッサージなどを施す。運び込まれた時点で心臓や呼吸が止まっていても、これらの治療で助かるケースも多いのだそうだ。 楽しい気分もふっ飛んでしまうのどの詰め事故。未然に防ぐためには、こんな注意が必要だ。
特に注意が必要なのは、循環器や呼吸器系の疾患、脳血管障害のある人だ、と国本医師は言う。 |
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| 徳洲新聞 No.194号より転載 | ||||||||