総合診療内科

内科的疾患全般において、診療状況や専門分野に関わらずに標準的医療を実践できるだけでなく、個々の患者のニーズに対応できる能力、さらに他科からの診療依頼にも応える臨床能力を持つ。さらに、初期研修医の教育にも関わり、自らもプロフェッショナルとしての生涯学習が出来ることを目的とする。
コモンディジーズについて、入院、外来、救急、在宅患者の医学的診療・管理ができ、他科からの依頼にも応えられる。複雑な問題の対応・解決能力をもつ。標準的医療(EBM)を実践でき、自身の生涯教育ができる。後期研修終了時には、内科専門医レベルの臨床能力をもつ。

後期研修の一般目標

1)内科後期研修では、急性疾患、慢性疾患などの診療の状況によらず、専門分野に偏らずに標準的医療を実践できるだけでなく、個々の患者のニーズに応える能力、さらに他科からの診療依頼にも対応できる能力を持つ。
2)研修医の教育に携わり、自らもプロフェッショナルとしての生涯学習ができる。
3)医療倫理、医療安全管理、医療経済に関する知識と経験をもち、それを実践できる

個別行動目標

1)内科医としての幅広い、基本的な知識・技術・経験をもつ。
2)コモンディジーズについて、入院・外来・救急ならびに在宅患者の医学的管理ができ、他科からの診療依頼に対応できる。
3)複雑な問題の対応・解決能力を持つ。
4)標準的医療(EBM)を実践でき、自身の生涯教育ができる能力を持つ。
5)初期研修医の教育に携わる。
6)医療倫理、医療安全、医療経済に関する知識をもち、実践できる。
7)後期研修終了時には、内科専門医レベルの臨床能力を持つ。

研修方略

 内科病棟、外来、当直での実務研修(On the Job Training)と、回診、カンファレンスなどをおこなう。内科の診療分野を6つに分け、これらを3(~4)ヶ月ごとにローテーションすることで内科全般の臨床経験を積むことができる。スタッフおよび初期研修医とチームを組み診療にあたり、1チーム15~20名程度の受け持ち患者を持つ。症例の割り振りなどの管理は、チーフレジデントがおこなう。

[実務研修]

1)病棟業務
上級医、スタッフの指導の下に、初期研修医とともに担当医として入院患者を受け持ち、初期研修医の指導も行なう。

2) 外来業務
週一回の定期の外来を担当する。指導は、同日に外来勤務の上級医、スタッフにより行なわれる。

3)当直業務
内科の病棟当直を行う。後期研修開始後の数ヶ月は、上級医あるいはスタッフとともに当直し、その後は上級医またはスタッフのオンコールのバックアップ体制の下で当直する。同日に当直する初期研修医の指導も行なう。

4)診療手技の習得
各診療分野で必要とされる検査、治療手技は、基本的にはローテーション中に指導を受けるが、状況に応じてその期間を延長することもある。

[カンファレンス]

1)朝・夕のカンファレンス(In & Out カンファレンス)
月曜から土曜までの朝、前日の当直帯に入院した患者の紹介、治療方針の決定、担当医の割り振りをおこなう。夕方には、担当患者のうち重傷者の病状、治療の方針などを当直医チームに紹介し、申し送る。

2)M&Mカンファレンス(CPC)
月一回程度、開催される。担当医、主治医が症例提示を行なう。

3)その他のカンファレンス
同じチームの症例検討会、他科との合同カンファレンス、最新文献の抄読会、国内外の講師を招いての講演会、レクチャー、など。

[病棟回診]

1)レジデントチームの回診
原則として、一日2回の回診を後期研修医と初期研修医のチームで行なう。

2)上級医(スタッフ)との回診
スタッフ医師と研修医チームの回診を定期的に、および必要に応じて行なう。

3)他科コンサルテーションの回診
必要に応じて他科へのコンサルテーション(診療依頼)を行い、その科のスタッフ医師と回診を行なう。

[ローテーション]

 茅ヶ崎徳洲会総合病院の内科、関連各科でのローテーションを、3~4ヶ月単位で4年間行なうが、後期研修1年目(または2年目)に3ヶ月間の離島・僻地病院での研修を行なう。当院での研修が困難な診療科の研修については、徳洲会グループ内での研修や、徳洲会以外の施設での一定期間の研修も可能である。

希望すれば、後期3年目(卒後5年目)からは、他の専門科の研修を並列で開始することも可能である。

*ローテーション例

後期1年目(卒後3年目):循環器3ヶ月、呼吸器3ヶ月、総合内科(GM)3ヶ月、消化器3ヶ月

後期2年目(卒後4年目):神経内科3ヶ月、離島・僻地3ヶ月、腎臓内科3ヶ月、選択科3ヶ月

研修評価

 実務研修では、チームで診療を行い、指導スタッフ、上級医から臨床現場でのフィードバックが適宜行われる。カンファレンスでは、ディスカッションを通じて、その場でのフィードバックがなされる。

 到達目標に達しているか、経験症例数、などを定期的に評価して、指導医が面談して形成的評価を行なう。

 後期研修1年目(卒後3年目)終了時に、内科学会認定医の受験資格を得られる。しかし、当プログラムでは、内科全体のローテーションは後期研修2年目(卒後4年目)終了までを要する。

 4年間の全過程を終了したものには終了証が与えられ、また、内科学会認定内科専門医の受験資格を得られ、さらに当院内科スタッフとしての採用を考慮される。


最終更新日: 2009年10月21日 17:13