消化器科

初期研修医の研修目標

 消化器疾患は多種多様にわたるため、学ぶべきことが極めて多数になります。2年目までの研修目標としては、消化性潰瘍、胆石症、胆道感染、肝臓疾患などの基本的疾患の管理、ベッドサイドでの手技(CVラインの挿入、腹水穿刺など)の習得、検査手技(スクリーニング腹部超音波検査、上部消化管内視鏡検査の挿入と抜去、PTCD、PTGBD挿入時の介助など)の習得などであります。文章にすると一見簡単に感じますが、実際は15名前後の入院患者さんの管理を完壁にこなしたうえでの話であり、相当の努力が要求されることになります。

 消化器科は内科ではありますが、内視鏡検査や腹部超音波検査の技術を応用して手術療法にとってかわるInterventionalな治療を多く行っています。これらの方法、適応、偶発症を学ぶにあたってHO-2までの初期研修は基礎作りの段階であり、決しておろそかにはできません。

初期研修の到達度

入院患者さんの管理:日々のカルテの記載、退院時要約の迅速な完成、患者さんの訴え、身体所見、各種検査所見をまとめた上で、間題点を上級医師に報告して方針を決定します。検査予約を効率よく、患者さんの負担(肉体的かつ経済的)ができるだけ軽くなるように組みます。TAE、RFA、EMR、ポリペクトミー、EIS、EVL、ERCP、EST、EPBD、PTCD、PTGBD、ステント留置(消化管、胆道)などの方法、適応、偶発症の理解と各々の検査前後のスタンダードオーダーの理解と指示。
ベッドサイト手技:末梢静脈確保、CVライン挿入、腹水穿刺、PTCD、PTGBDの管理。
検査手技:スクリーニング腹部超音波検査、上部消化管内視鏡検査の挿入と抜去、PTCD、PTGBD挿入時の介助、血管造影検査の介助。
基本的な診察、検査、治療手技を身につける。
看護師、検査技師などのコメディカルとチームで仕事ができること。
以上を自立して行えること。


最終更新日: 2009年10月21日 17:13